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理事長 鈴木 真

カトリック学校の一番大きな特質は、「神」の存在をその中心においていることです。カトリック信仰の土台に「呼ばれている」という要素がありますが、「教会」と訳された元のギリシャ語〈エクレシア〉は“呼ばれた者の集まり”という意味だそうで、神によって呼び集められた自分たちの中心に神御自身がおられ、自分たちを通して神がはたらかれている…教会にしろ、学校にしろ、そうした歩みの捉え方が、カトリック信仰の在り方だと言えます。

かつて本学園の母体となった「幼きイエス会」という修道女会は、17世紀のフランスにおいて、カトリック司祭であったニコラ・バレ神父により、貧しい女子の教育のためにつくられたものでした。その後江戸末期に、再び日本へと上陸したフランスの宣教師たちは、日本においても女子教育を担うよう、幼きイエス会に来日を要請しました。そうした流れの中でも、自分たちを通して神御自身がはたらかれている、という意識が強く持たれていたことを、今日のわたしたちも感じます。そのような先達の信仰を受け継ぎ、キリスト教の教えの中心とも言うべき「愛の実践」を目指しつつ、本学園の歩みを続けて参りたい、と願っています。